カフェで語るひだの森
次回の「ZOOMカフェ森」は・・・
『生きる手ざわりのある場所へ』
登山家/猟師 葛西一太
-写真と山と命のことば-
2月22日(火)19:30~

厳しい自然のなかにひるむことなく立ち入って
幾度かの「生きるか死ぬか」の局面にいたったそうです。
・・・猟師として雪山で獲物を一人で追っていく。
その向こうには彼らの普段見られない姿をいくつも見てきた。
それは単なる「生命に感謝」ということだけではない。
イノシシやシカもクマもそれぞれの特長はあるものの、
子は遊び、親はそれを見守る、といったことには変わりはない。
春先やせ細った彼らが一生懸命草を食べる姿には、
本当に感動する・・・
これらは今回のゲスト、葛西一太さんのことばです。
葛西さんはそういった奥山での風景も
同時に写真におさめていきます。

・・・ヒトの手によってこれだけつくり変えられてしまった自然の中で、
野生動物たちもその習性を変えてきているのではないだろうか。
近年のヒトと野生動物の予期せぬ遭遇はそういうことかもしれない。
自然の中でずっと変わっていないのは水の色だけだ・・・

「冒険」という言葉だけではない
葛西さんの出会ったそんな世界を、
写真とともにたっぷり紹介いただこうと思います。
ナビゲートは葛西さんの素敵なパートナーであり
アーティストであるトザキケイコさんです。
12月6日以来久しぶりのカフェ森です。
すてきなゲストのお話にたっぷり浸ってください。
多くの方のご参加お待ちしています。
★カフェ森は事前申込制です★
★申込〆切は 2月20日(日)20:00★
★参加費無料★
参加ご希望の方は、下記メールアドレスに
■お名前・フリガナ
■ご連絡先(携帯電話とメールアドレス)
をお送りください。
こちらから申し込み確認のメールを差し上げます。
※ご提供いただいた個人情報は
今回の連絡と今後の活動のご案内に使わせていただき、
ひだの未来の森づくりネットワークが厳重に管理いたします。
<申込先>メール:h.miraimori.net@gmail.com
>>>Facebookページもご覧下さい
https://www.facebook.com/hidamiraimori
<zoom=オンラインでの参加について>
事前にパソコンないしはスマホでzoomアプリのダウンロードが必要です。
当日までにzoom参加用のURLをメールでお知らせいたします。
時間になりましたらそのURLで接続してください。
=Zoomを初めて使われる方は・・・=
PC:〔ミーティング用Zoomクライアント〕をダウンロードします。
https://zoom.us/downloadスマホ、タブレット:〔ZOOM Cloud Meetings〕をダウンロードします。
Android:
https://play.google.com/store/apps/details?id=us.zoom.videomeetings iOS:
https://apps.apple.com/jp/app/zoom-cloud-meetings/id546505307事前に〔テストミーティング〕をしておくと安心です。
テスト用URL:
http://zoom.us/test※映像とマイク、スピーカーのテストができます。
2022.02.22
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9月29日水曜日
~巨石に立つ森

飛騨の名峰:位山は、
巨石が多いということで知られていますが、
登山道沿いの名前のついている巨石以外にも、
森の中には多くの巨石が点在しています。

いくつかの巨石は、見上げるほどの大きさでその迫力には圧倒されますが、
ひだ森のメンバーとしては巨石だけではなく、
その上に生えている木々も気になってしまいます。

そもそも植物が生えることができない巨石の上にどうやって木が生え、森になっているか・・・
そんなことを考えていると眠れなくなってしまう・・・
かどうかは別として、
ぜひ多くの皆さんに見ていただき、
その魅力を感じていただけると嬉しいです。
ということで今回のカフェ森では、
位山の知られざる巨石と、
その上に立つ森を写真を中心に紹介し、
どのように森ができたかについても触させていただきました。
実は近くに大きな岩がゴロゴロしている山があって、、、
といったお話もでてくるほどに、
参加者のみなさんに関心を持ってもらえたようです。
またあわせて、
位山の新しい魅力の活用方法について、
皆さんからアイディアをお伺いできたら、と思います。
カフェ森でのお話をまとめて、
冬には巨石巡りスノーシューツアーをやってみる、
なんてことも考えています。
そのときには、ぜひご参加をー!
2021.09.29
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オンライン参加者も県内に限らず、
名古屋市内にもひろがってうれしいことです。

2021年4月9日金曜日 カフェで語るひだの森
『森と人を繋ぐ「装置」~道と川を探る』
飛騨は四方を山に囲まれた盆地。
外の世界へ出るには必ず峠を通ることになります。
いまでこそ高速道路で整備されていますが、
往時はヒトの脚が主たる移動手段。
そこには山=森という自然界への入り口としての「道」が
とても重要な位置を占めてきたことでしょう。
飛騨の匠が京にのぼる際に行き来した道は、
位山官道としてその一部が石畳で再現されています。
そんなヒトと山=森とのつながりには興味がつきません。
話はその官道から。
律令時代に税の徴収、命令伝達などのためにつくられた。
いわば国道で、最短距離で京と地方を結ぶので放射状。
山であろうがなかろうがお構いなし。
高速道路みたいなものですね。
江戸時代にはそれが
地方と地方を結ぶ、街道となっていきます。
位山官道は飛騨の匠たちも往き来しています。
きっと、京に上るときは気が重く、
帰りは晴れ晴れと歩いたんじゃないか。
逆に、飛騨に赴任する役人にとっては
華やかなところからの都落ち気分だったかも。
道にはそんな人々の思いがあったのではないでしょうか。
道、というものをそういうものとして、
あらためて味わってみるのもいいですよね。
話は飛騨の匠へとすすみます。
彼らの卓越した技のありようは
昔話にもたびたび登場します。
全国各地に彫刻作品を残している左甚五郎も
そのひとりといわれてますね。
材料となる木材の運搬となると
この道では無理だったでしょう。
そこで川を利用することになります。
そこには、修羅や堰など
さまざまに工夫した様子がうかがえます。
その後の電源開発でダムがつくられたので、
いまではやりようはありませんが。
とそこに、
こんな話も割り込んできます。
十年ほど前に
匠の道を奈良まで14日間かけて歩くプロジェクトに
参加したとのこと。
宮笠かぶって、足袋はいて、当時と同じにおにぎり持って。
仕事のある日は参加できなかったのだけど、
いやぁ大変でしたよ。
全行程歩ききった人はかなり疲れてた様子です。
ほんと、昔の人のタフさ加減を再認識した次第です。
そんなこんなで話はまだ終わりそうにありません。
2021.04.09
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zoomのチャット機能の活用も進めながら、
より交流を深める試みを加えたいね、と
スピーカーとファシリテーターをわけて分担してみることに。

2021年3月8日月曜日 カフェで語るひだの森
今夜のテーマは、『木地師』です。
木地師というと山に暮らす昔の職人?
みたいなイメージが先行しがちですけど、
現代社会にもその職制は厳然と存在します。
まずは、木工木地の製作という仕事を
現代の飛騨の中に探ることから、ですね。
木工家具だけでなく仏壇製作や春慶塗なども。
飛騨一円にいかに木地師の足跡がみられることか、
参加者からの補足も含めてさまざまな情報が集まります。
話はさらに、
木地師に代表される山の文化圏としてとらえる視点へ。
彼らがいかに森林という自然環境と折り合いをつけつつ
生業を成り立たせてきたのかを考える展開に。
グリーンウッドワーカーとしての
先駆者の側面もさらに加えられ、
興味は尽きることがありません、、、。
2021.03.08
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オンラインの感覚もだいぶ掴めるようになってきたところで、
「高山市の森林行政を語る!?」スタートです。
2月15日月曜日 カフェで語るひだの森
森林率92%を誇る高山市の森林は4割が国有林、6割が民有林。
その民有林の4割を占める人工林を
どうのようにしていくのかが森林行政の主命題。
木材生産と環境保全のゾーニングわけなどで
大きな視点を定めています。
国の森林環境譲与税なども活用していく、との話には、
私たちの中にその国の森林環境税への理解が
ほとんど浸透していない様子が浮き彫りになります。
もっと官民の連携で税の活用の幅を拡げたいよね、
もっとアイデアを出し合えるといいけど、
などの感想も出る。
だが行政の現場では、
正直いってどの部署が担当すればいいのか、
と切実な声も。
税収が増えることはとてもありがたいが、
今でも手いっぱいの現場は
それ以上どうすればいいんだろう、、、。
こういった本音の話が目の前で展開されていくのは、
幅広い人の交流が実現しているこのネットワークの
強さでもあるだろう、と思う夜更けでした。
2021.02.15
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